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■フランチャイズチェーンのロイヤリティーとは?
フランチャイズ本部に支払うロイヤリティーの金額は、
・フランチャイズの“業界”(外食産業・コンビニ・カー用品など)
・フランチャイズチェーン“会社”
・フランチャイズ本部が用意している“プラン”(加盟金・契約内容など)
によって様々です。
ではロイヤリティーの「決め方」はどうでしょう?
各フランチャイズチェーンのロイヤリティ−の“決め方”には、3つの方式があります。
・粗利分配方式 =フランチャイズ加盟店の儲け × ○%
・売上歩合方式 =フランチャイズ加盟店の売上 × ○%
・定額方式 =フランチャイズ加盟店が、毎月同じお金を払う
【粗利分配方式】
フランチャイズ加盟店が、「粗利金額(お店の儲け)」に対して一定の割合をフランチャイズ本部に支払う方式です。
コンビニエンスストアでこの方式を採用しているところが多く、ほかのフランチャイズ業界ではあまり見かけません。
粗利額に対するロイヤリティーのパーセンテージが、下の表です。 |
【粗利分配方式のフランチャイズチェーン例】
コンビニエンスストア A社 |
40〜65%(粗利額によって変動) |
コンビニエンスストア B社 |
40〜70%(粗利額によって変動) |
コンビニエンスストア C社 |
50% |
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【売上歩合方式】
文字通り、お店の「売上金額」に応じて一定の割合をフランチャイズ本部に支払います。
フランチャイザー(フランチャイズ本部)としては、フランチャイズの加盟店側の“儲け”とは関係なくロイヤリティーを徴収できるシステムのため、かなり多くの業種で採用しています。
売上歩合方式のパーセンテージにはかなり大きな開きがあり、フランチャイズチェーン展開をしている業界・業種、またフランチャイズ会社によっても実にさまざまです。 |
【売上歩合方式のフランチャイズチェーン例】
ラーメン店A社 |
5% |
食品店A社 |
3% |
食品店B社 |
5% |
食品店C社 |
売上×10%+定額9万円 |
衛星用品店A社 |
5% |
学習塾A社 |
10% |
学習塾B社 |
9%〜25% |
学習塾C社 |
10〜22% |
パソコンスクールA社 |
30% |
パソコンスクールB社 |
18% |
パソコンスクールC社 |
10% |
学習塾A社 |
15% |
学習塾B社 |
10% |
学習塾C社 |
10〜15%(内容で変動) |
語学スクールA社 |
30〜50%(内容で変動) |
総合教育スクールA社 |
8% |
エステサロンA社 |
8%+10万円 |
リフォーム店A社 |
5% |
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【定額方式】
フランチャイズチェーンのロイヤリティー種別の中では、この「定額方式」が一番分かりやすい例でしょう。
フランチャイズ加盟店の売上金額や粗利金額とは関係なく、「決められた一定の金額」をフランチャイズ本部に支払う方式です。
フランチャイズチェーンの取り扱う商品の単価などが大幅に違うため、下記の表の通り、フランチャイズ業界によって、実にさまざまであることが分かります。 |
【定額方式のフランチャイズチェーン例】
総合教育スクールB社 |
12万円 |
総合教育スクールC社 |
3万円 |
ラーメン店B社 |
3万円 |
ラーメン店C社 |
7万円 |
食品店A社 |
3万円 |
食品店B社 |
8万円 |
リフォーム店B社 |
5万円 |
リサイクル店A社 |
15万円 |
リサイクル店B社 |
10万円〜20万円(店舗規模で変動) |
パソコンスクールA社 |
3万 |
パソコンスクールB社 |
3万〜10万円(内容によって変動) |
パソコンスクールC社 |
3万円〜5万円(内容によって変動) |
エステサロンB社 |
3〜5万円 |
アパレル店A社 |
5万円 |
事務機器代理店A社 |
25万円 |
通信業代理店B社 |
29万円 |
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このように、フランチャイズ加盟店がフランチャイザー(フランチャイズ本部)に支払うロイヤリティーは、いろいろあります。
ロイヤリティーがゼロというフランチャイズチェーンも、少なからずあります。 |
(ロイヤリティー“ゼロ”のフランチャイズチェーン加盟のメリットとデメリット)
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当たり前ですが、全体の傾向として、あなたがフランチャイズ加盟する時に・・・
・加盟金や保証金をあまり払わないで始めると本部へ支払うロイヤリティー率は高くなります。
・逆に、加盟金や保証金をたくさん払ってから始めると本部へのロイヤリティーは安くて済みます。
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